アジアの平均価格はわずかに上昇
タイ
4月のタイの木材輸出量は前年比6.0％減の18万7400立方メートルとなった。レスプロムアナリティクスによると、輸出額は２．３％増の８５２０万ドルとなった。平均木材価格は8.9％上昇し、1立方メートル当たり454.9ドルとなった。
中国
ロシアとウクライナ間の緊張、世界情勢の悪化などの要因により、2022年第1四半期には中国産丸太の平均価格が2021年第1四半期の1立方メートル当たり154ドルから1立方メートル当たり197ドルへと27.9％急騰し、過去最高となった。輸送、新型コロナウイルス感染症の浮き沈み、主要港の封鎖。
防疫状況が徐々に改善し、作業と生産の再開が秩序正しく進むにつれて、中国のラジアータパイン、ツガ、トウヒ、モミ、スコッチパインの価格はすべて最近わずかに下落し、1立方メートルあたり約20元下落した。
木材価格の方向性は下流の需要によって左右されます。全体として、7月から8月にかけて国内市場は本格的に回復し、木材市場は上昇傾向にあると見られる。
ヨーロッパ産トウヒ価格が軒並み上昇
フランス
フランスモミの原木、特にトウヒの価格は最近、前例のない高値に達しています。2021年秋のスプルースの平均価格は1立方メートルあたり65ユーロだった。現在、価格は半年で40％上昇し、1立方メートル当たり92ユーロとなった。モミの木の平均価格も同様の傾向をたどり、2021年9月の1立方メートルあたり63ユーロから1立方メートルあたり80ユーロに上昇した。キクイムシ危機による木材不足により、フランスでは木材購入価格が非常に高値を維持する可能性が高いと予想されている。
オーストリア
近年、キクイムシや嵐の被害がオーストリアを襲い、地元の木材の多くが被害を受けています。被害を受けた木材の量は昨年までに3分の1近く減少し、600万立方メートルとなったが、その波及効果と国際的な木材不足により、オーストリア国内の森林での木材収穫量が大幅に増加し、価格がさらに上昇している。オーストリア産トウヒ丸太の平均価格は1立方メートル当たり100.48ユーロで、前年同期比38％上昇した。
ドイツ
最近、ドイツの丸太価格は 2021 年 3 月以来、ほぼ途切れることなく上昇傾向を続けています。平均すると、ドイツの丸太価格は前月比 1.9% 上昇して 102.8 ポイントとなりました。B級材は2.7％増の102.6ポイント、うち長さ3メートルは2.3％増の103.8ポイントとなった。4/5メートルは2.3％増の105点となった。
スプルース原木価格は前年比48.1%上昇し、持続的な成長傾向を示しています。クラス B は 42.1% 増加し、3 メートルの長さが 42.4%、4/5 メートルの長さが 40.8% を占めました。クラス C は平均 48%、3m 長さは 45.9%、4/5m 長さは 50.5% 増加しました。
トラック輸送、鉄道、海運が木材を需要の高い地域に輸送できるようになるにつれて、サプライチェーンの複雑さにも対処し始めるだろう。国際木材市場の後半には需要が若干増加するか、木材価格も上昇すると予想されます。
